制服のニオイは恋の予感

「ホラ、皆待ってるよ!研究しなきゃ」


「あっ!そうだった!」


バタバタと席に戻ったのを確認して、私は清書をする用意をした


その時、隣に大貴が座る


私は誰にも聞こえないような小さな声で大貴に言った


「ちょっと!離れて座ってよ」


「いいじゃん!」


「オカシイって」


お願いだから離れてよ


「同じグループだし、オカシイか?」


「私達、ただの同級生なんだから、あまり親しくしないで」