制服のニオイは恋の予感

「記憶ねぇの?」


「ない!全くない!」


私はそんな事は覚えていなくて、ただ、大貴と二人で来た事しか記憶になかった


少し動揺しながら鳥居の事をメモして、大貴を見た


大貴は記憶を辿って、タイムカプセルらしきモノを、ドコに埋めたかを思い出そうと、辺りを見渡している


「本当に埋めたの?」


「間違いねぇ!探すぞ!」


結局、いつの間にか、タイムカプセル探しをしている私達


古墳の周りをウロウロ


「宝探しみたいだね!」


私がそう言った時、大貴が何かを思い出したような声を上げた