春さんと料理を作ってる間、美晴は側を離れない。




「美晴うるさい!」




『紗弥加料理上手いんだな。』




「美晴様、今までお出ししたお料理は全て奥様が作られていたんですよ。



僕が教えた事を直ぐに覚えられて、



美晴様幸せですね。



奥様は私たち使用人をとても大切にして下さる。



メイドの実花ちゃんも奥様が大好きなんですよ。」




ありがとう春さん。




「私こそありがとう。春さんを初めみんな私に優しくしてくれて、



本当にありがとう。



そしてこれからもよろしく。



なんか私美晴の奥さんになるみたいだから。」




美晴の嬉しそうな顔。




美晴もきっと今まで一人ぼっちだったんだろうなって思ったよ。



美晴の笑顔を見ていたいなって思う。