第一章+*.忘れかけた恋心

ウチの名前は「蜷川 海羅(ニナガワ カイラ)」。
中学2年のテニス部、14才。
夢は「歌手」、とにかく歌が大好き♡(笑)

特に普通の中学生で、
友達とも何のトラブルもなく、
好きな人も作らずに、
本当に普通の毎日を送っていた。

そんな時だった…。

「海羅~、冷水行こ~♪」
蘭(ラン)に誘われて、ウチは冷水へと向かっていった。

蘭はウチと同じ小学校で、部活も一緒。
少しネガティブな所があるが、それでも彼女の笑顔は明るくて。
ウチはその笑顔があったから、ここまで来れたと思える。

そう思ってた…。

「海羅さぁ~、最近どう?」
「何が?小説??全然書いてない(苦笑;)」
「そうなん?!(笑)ウチは、また新しく書き始めてん☆」
「あぁ、マヂで?じゃあ、ウチもそうしよ~♪(笑)」
そんな話をしている内に、二人は冷水機についた。

冷水機の隣は「体育館」。
土曜日の体育館は、日によって使う部活が変わってくる。
今日はなんだかかなり激しい様子…

気になって中を覗いてみると、「剣道部」だった。