「・・・はーい」 なんでこんなにのんびりしてなきゃなんないんだろ。 一応愛想良く手を振った。 あたしは早くお店に行きたい。 新しい場所を見つけてみたいよ。 考えながら歩いてるとお兄さんが急に止まった。 「・・・わ!」 お兄さんに突進してしまい頭を痛める。 「大丈夫? あ、お店ここだよ」 痛みを堪えながら指差す方向を見ると… 《poker face》の文字と、無数のネオン。 言葉にならない何ともいえない気持ち。 期待で胸がいっぱいだった。