「まぁ、話術だけはあるよ。顔はイマイチって言われるけど。 俺、ホストだから☆」 今更あんな奴の事なんか・・・ もう忘れたいのに・・・ 「・・・無視かい」 「え?あ、ごめんなさい・・・」 『悪くないのに謝る』 またかよ・・・ あいつはあたしの心をいつも、 見透かした目をしてた。 綺麗な、澄んだ目。 あたしは人に誇れる人生歩んできてないから。 嫌なことがあると、逃げてきた。 都合のいいことには、飛びついて・・・。