大丈夫かな・・・ あたしみたいな普通な子がキャバクラにお邪魔してもいいのだろうか。 可愛くないし。 普通だし。 やっぱそういう職業って才能がなきゃ・・・ 天性の才能ってうか・・・ だめなんじゃないかな。 不安になるとどこまでもマイナスになるあたし。 「自信ないよ・・・」 怖じ気づいていると、沈黙を破るように電話が鳴った。 お兄さんだ・・・ ゆっくり通話ボタンを押す。