「だって……もうユヅキの家族はあっちゃんしかいないんだよ?」 「離れてたら寂しくて死んじゃう……!」 アリスザカはプッと笑って「おおげさ…」って言った 「……おおげさじゃないっ私にとっては生死に関わるの!」 アリスザカの私を見る目がなんだか優しい気がして パッと目を逸らしながら言い返した 「お前……その『あっちゃん』てヤツに甘やかされて育ったンだろー?」 アリスザカは離れようとする私の頭を また自分の胸に寄せて 「はぁ?そんな事ないよ?ちゃんと躾られたよ」 また私の頭を撫でた