男子寮のお姫様☆〜ユヅキと執事と4人の王子〜



「だって……もうユヅキの家族はあっちゃんしかいないんだよ?」



「離れてたら寂しくて死んじゃう……!」





アリスザカはプッと笑って「おおげさ…」って言った



「……おおげさじゃないっ私にとっては生死に関わるの!」




アリスザカの私を見る目がなんだか優しい気がして


パッと目を逸らしながら言い返した




「お前……その『あっちゃん』てヤツに甘やかされて育ったンだろー?」




アリスザカは離れようとする私の頭を


また自分の胸に寄せて



「はぁ?そんな事ないよ?ちゃんと躾られたよ」



また私の頭を撫でた