男子寮のお姫様☆〜ユヅキと執事と4人の王子〜




「私とっあっちゃんの事…っ」

(ずっと一緒にいた……)



バフッ




「……何にも知らないクセに……っ!!」

(私の唯一の家族)



バフッ




「……そんな風に笑わないでよ……っ!!」




バシッ




何回か枕を叩きつけ


最後にアリスザカは私の腕を掴んだ




「あ、あっちゃん……?」

アリスザカはキョトンとその名前を呟いて





でも私には

もうそんな声届いてなくて



「うわ〜〜〜んっっ」




声をあげて泣いた






(あっちゃんの側にいないとユヅキは笑えないよ)