「寮長、ありがとうございましたっ じゃっオレは部屋戻ります!」



私はさっさと退散する事にした



「あ、ああ……」



ワタライ先輩は弾かれたように返事したけど


まだ不思議そうな顔をしていた




逃げるが勝ち!




願わくば……



『ここは男子寮』


ってあの暗示


後、100回は自分にかけておいて下さい!




それにしても……


胸……



わしづかみ……された!





あっちゃん!!


ユヅキもうお嫁にいけないかも……っ!?






私は部屋に戻って泣きながらシャツを探した



 ★★★