男子寮のお姫様☆〜ユヅキと執事と4人の王子〜





ゴウンゴウン……




洗濯機 乾燥機が音を立てけして静かとは言えないその部屋に



渡来 七雲 はいた



他には誰もいない



コインランドリーじゃないんだからみんな洗濯機を回すと部屋で待ってるようだ


そんな中


ワタライ先輩は


背筋をピシーと伸ばし椅子に腰掛けて、本を読んでいた



「……っ!?」


そんな先輩を入った瞬間に見つけた私はビクッとした

多分 誰だってそう



ワタライ先輩の周りには常に緊張感が漂っている



先輩は少し本から視線を離し私に目を向けた