☆☆☆


「さあ、食事へ行きましょう」


本当にギリギリになってしまった



松井と私は急いでエレベーターに乗り込む



エレベーターって……

急に気まずくならない?


密室だからか?


何か話さないといけないような感覚に陥る



何も思い浮かばない私は松井と目が合うと


「えへへ……」


照れ笑い してみた


さっき思いっきり泣き顔見られちゃったし



松井は……やっぱり無言

何とも言えない複雑な表情をしていた



きっと呆れてるよね


でも松井らしい




よし


(元気出てきた)