「言わねぇと分かんねぇーのかよ?俺がどんだけお前のこと好きかって」




アリスザカが私の事を



好き !?




あの私にセクハラしてたアリスザカが?


私の秘密をたてに下僕扱いしてたアリスザカが?




私を 好き?



「そっそんなの分かるわけないだろっ!?」




あわてて言い返すと



もう一度軽く



くちびるを押し付けられた


「んっ……」



温もりを持ったくちびるがゆっくり離れ


アリスザカの切迫した瞳が私を見ていた




「お前は俺だけ見てればいーんだよ……」



内容は横暴なのに


私に求めるような切ない表情で


私は少し言葉に詰まった