ジャっとコンクリートの床を踏みしめる音と私をけなす言葉に振り返ると アリスザカが立っていた 私を追いかけてきた!? 「な、なんだよっ!」 慌てて目を擦る アリスザカを睨みつけると 私をバカにしたような口調の割りに顔は笑ってない なんだか切なそうに見えた 「あんな迷いなさそうなバカに彼女いないと思ってたのか?」 舌打ちしながらそう言うアリスザカ 迷いなさそうなバカ……って タカラの事? 「聞いてみなきゃ分かんないだろっ!」 ……って バレてる!?私のタカラに対する気持ち