「優月様っ」 大乱闘のそばであっけにとられる私は大きな手に力強く引っ張られた 「ここは危険です」 「……松井」 いつの間に球場に……? 抱えられ連れていかれた先に心配そうなセツ先輩と寮長がいた 「ユヅキちゃんっ大丈夫?」 トロフィーを抱えたセツ先輩の眉は下がってる (あっ先輩のクラス優勝したんだ) 「沢野井、医務室に行って見てもらって来い」 同じく心配そうな寮長の指示に従って松井に連れられその場を後にした