私に笑われたそのコの顔はホント真っ赤で
「ぁあぁぁ……あの私、き、木之本セリカって言いますぅーー」
「……セリカちゃん?」
「ぎゃあぁぁあ!」
名前を呼んだら何故か悲鳴をあげられる
「優月君が、優月君が……セリカちゃんって……呼んでくれたぁぁ…!」
「…………」
「沢野井行くぞ!」
松井は何とか女の子達を振り切って、私の腕を掴み学校へ引きずって行く
「なに女性にアピールしてるんですか!?」
歩きながら松井が小声で私を諌(いさ)めた
「いや……なんかあっちが勝手に…悲鳴とか」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…