☆☆☆




ピピピピピピピピ






目覚まし時計の軽快なリズムが私を急かす




それでも私はすがすがしく目を覚ました




もう朝起きたら目の前にいきなりアリスザカがいる事はないんだ!





外掃除につくと同時に、寮の中から微かに7時を伝えるビバルディの『春』が流れた




「今日はちゃんと来たな」


寮長が私を目に留め頷く




「おはようございます」



「昨夜はよく眠れたか?」


寮長のメガネの奥の私を見つめる瞳が優しい気がする


「は、はい」




部屋も替われたし



ホント寮長サマサマだよ