「そんなの……」


やっぱり理由があるみたい




ユウキ先輩をジッと見ていると


先輩も私をジッと見つめた



(……?)


少し間があく



「おもしろいからに決まってンじゃん!」


ニコッと微笑む先輩



「何ですかーっそれ!?」




こっちは必死なのに!!!


この小動物……たちが悪い!





「あれーどこ行くのユヅキちゃん?」


「帰るんです!!」



立ち上がって歩き出す私



「ねぇねぇ?」



追いかけてきた先輩が横に並んで私の顔を覗きこんだ