☆☆☆




廊下側の壁に背をつけ


窓から見えないようにかがんで机の間に隠れた私達





「松井 よくわかったね?私が…」

「シーッ」


(!?)


私の口を松井の大きな手がふさぐ




松井のもう一つの手は抱きかかえるように私の体に回されている


今まで近くにいた松井だけど


こんなに近づいた事はない……(というか…密着!!)



私の顔に触れる手は大きくてゴツゴツしてるし、体もチョーガッシリ





廊下で


「くそ……っ」


アリスザカの叫ぶ声が聞こえて


ガンっ


壁を蹴るような音がした後


足音は遠ざかっていった