長い前髪からのぞいた綺麗な瞳が間近で私を見据える


「もっかい呼べよ?」


アリスザカの顔はまだ赤い




「な、何?」


ワケわかんないし

フェロモンたっぷりの顔が近すぎて

さらに混乱





「……名前」


「れ、レオン……?」



私がおぼつかなげに呼んだ名前に


アリスザカは少し赤みの引いた顔で満足げにニヤッと笑った




「なぁ 他のヤツとあんまり口きくなよ」


さらに私との距離を縮め


アリスザカは囁くように言った