夜。

さくらは真凛による
質問ラッシュを受けていた。

「へぇ〜、
で、その彼氏さん
修学旅行来てないの?」

「それがさ、
行かないことに
してるんだって。」

「何で?」

「さぁ…理由は
話してくれなかったから。」

「そうなんだ…。」

「だから、本人が
話してくれるまで
待とうかなって考えてる。」

「そっか。
その方がいいかもね。
無理に聞き出すのも悪いし。」

「うん。」

そう返事をして、
さくらは別の話題を振った。