修学旅行当日。

さくらは空港に居た。

朝早いので非常に眠い。

ついつい、欠伸を
繰り返してしまう。

その時、入り口の方から
真凛たちがやって来た。

「おはよう、さくら。」

「おはよ、みんな。」

「何だか眠そうね。
シャッキリしなさい。」

「だって朝早いんだもの。」

「しょうがないなぁ。」

真凛はそう言うと、
バッグから眠気を覚ます
ガムを出して、
さくらに手渡した。

「ありがと。」

さくらはそう言って、
ガムを口に放り込んだ。

「ん〜っ、スースーするっ。」

「目は覚めた?」

「うん。」

「そ、良かった。」

その時、集合時間になったので、
四人は集合場所へ向かった。