圭吾の部屋。

ノックをして、さくらは入る。

振り向いた圭吾は、
パソコンに向かっていた為、
珍しくメガネをかけていた。

「パパ。」

「何だい、さくら。」

「あのね…話があって。」

圭吾はキャスター付きの
椅子ごとくるりと
さくらの方を向いた。