ふと、さくらが立ち止まる。

「…悠斗くん。」

「ん?」

振り返る悠斗。

「あたし…最近
悠斗くんと居ると、
ドキドキするんだ。」

「さくらちゃん…。」

悠斗はびっくりしている。

「一緒に居て、
こんなにドキドキする
男の子に出会ったの、
初めてなんだ。
多分、パパとは違う感じ。
これが恋なのかなぁって思う。」

悠斗は黙って聞いてくれていた。