家に帰ると、
さくらは依夏に怒られた。

「もうっ!
どれだけ心配したと
思ってんのよ!?」

「…ごめんなさい。」

「パパにも謝りなさい。
心配してたから。」

「はい…。」


リビングに行くと、
圭吾は居なかった。

キッチンで洗い物をしていた
千依に訊くと、
部屋に居ると言う。

「でも今日は疲れて眠ってるから
明日にしなさい。」

「はぁい。」

そんな訳で、謝るのは
明日になってしまった。

さくらは部屋に帰る事にした。