夜。

姉の依夏が来た。

その頃には、
圭吾も目を覚ましていて、
ご飯を食べていた。

「パパ。」

「依夏…。」

「どう?気分は。大丈夫?
倒れたんだって?」


すると、圭吾は一瞬
きょとん、として
瞬きしていたけれど、
やがて笑いだした。

「ははっ、そんなに
いっぱい質問されても
答えきれないよ。」

そして、それらに
1つずつ答えて行った。