その時だ。

「さくら!逃げないで、
ちゃんとパパと向き合いな!
これが最後かも
しれないんだよ!!」

依夏の激が飛んだ。

さくらはその場に
崩れるように座って泣き出した。

(そんな事言わないでよ…。
最後かもだなんて、
絶対考えたくない!!)

そんな事を
考えながら泣いていた。