「そんな目を見ると、確かにいつもの目にも生気があったのだと実感するな」



身を起こすと、ぶらりが、動いていた。

生きて、

私に、触れていた。



「あ…ぁ……うぁ…」



何を言う気もないのに、声だけが、出てくる。

あ……苦しい。



「そんな顔をされると、君の中のそれなりの位置に自分が居ると思える。
悪くないものだな」


笑ってる。

笑ってる。

ぶらりがぶらりがぶらりが笑ってる…!




「あ……ぁ……ぁ…っ」





あぁ…




























「かみさま……」







ぶらりは、独りにはしなかったよ。