この時間になると 恐怖感も増す。 早足で歩き始める。 向かう場所などない。 何処へ行っても地獄なのだから。 俺たちはいつの間にか 紫音と悠也たちと分かれた道に来ていた。 「どっち行く?」 そう紫音が聞くと 俺と直樹は黙って左を指さした。 歩いて行くと雪ではない、 透明な液体がコンクリートを濡らしていた。 「何だ?この液体はっ」 「硫酸…それで龍一は死んだ‥」 硫酸て鉄とかを溶かすのに使う、 薬品か…?? そんなもので人を‥