そう一人の男は言うと ポケットから注射器を一本取り出した。 注射器の中には 何が入っているんだ? 男は近くにいた、 一人の女性を力で押さえ込んだ。 「いや…止めて‥」 女性は顔を青くして 必死に頼むが男が耳を貸さず、 注射器の針を女性の首に刺した。 徐々に 注射器の中が減っていく。 「‥なっ中身は何だ…?」 俺は思い切って訊ねた。 すると 男は俺の方を向き、 ニヤッと嫌な笑顔を浮かべた。 「硫酸だ」