ピ――‥ その音と共に ゲームは開始した。 開始すると 死体の臭いに耐えきれず、 俺たちは建物を飛び出した。 「あの死体は何なんだよ‥」 直樹が顔を青くして言う。 「たぶん… このゲームで殺された人が あそこに全て回収されてるんだと思う」 あの死体を見ても 龍一は至って冷静だ。 「あんな大勢の人がこのゲームで... ここからは 殺し合いのゲームだから 今の内にいろいろ決めておこうぜ」