「何で居たの?」 改めて聞いてみる。 優哉は前を向きながら 説明を始める。 「姉貴さぁ… 保健の先生やってんだよ。」 「え?先生?」 保健の? 「そ。学校変わるとは言ってたけど まさか、この学校だったとはな…」 そう言って、あからさまに 迷惑そうな顔をする。 そんな嫌そうに言わなくても… でも、だから保健室に居たのか… 納得するともう体育館の前。 中から先生の声が聞こえる。 ヤバ… 始まっちゃってるよ…