それでもいつの間にか寝ていたらしく、ピーピー鳴ってるアラームにたたき起こされる。

ぼんやりした頭のままベットからはいずり出て身支度をし、リビングへ向かう。

「まるみ?おはよ」

母さんになんとも間抜けな名前を呼ばれて、んん、とだけ返事をした。



まるみ。朝町まるみ。

どこにでもいる中学二年生。来年受験。


ただちょっぴり両親の仲が不安な所があって、人生とか未来とかそうゆういろんな事に夢を持つ余裕がない、どこにでも転がっている中二女子♪

制服の埃をはらったら、今日も元気よく家を飛び出すの☆



「‥ってきぁす‥」


消え入りそうな声で呟いて、寝不足の為よく動かない足を引き吊りながら学校へ向うのだった。