「随分、威勢いいじゃん。気の強い女は結構好きだけど。テメーは潰すよ♪」 不気味な笑い顔。 耳に障る声。 すべてが黒いオーラーに覆われてるような奴だった。 「もう。終わり??アゲちゃん」 「ふざけんなよ!! ゴホゴホッ」 自分が喧嘩強いなんて思ってない。 弱いとも思ってない。 ただ、負けたくない。 何度も殴りかかって。 何度も蹴りを入れる。 「テメーなんかに潰されてたまっかよ!!」 「大樹!!テメーー。」 聞き覚えがある声がした。 「本村春人?」