「何、見てんだよ!!」

通りすがる人に喧嘩を売る日々の私。


すべての人間が邪魔。

世界なんて終わってしまえばいいのに・・・


敵も味方も関係ない。


私に歯向かう奴すべて・・・

消したい。




昼間の学校ではいつもと変わらず時間が進む。


先生の呪文の様なしゃべりに眠らされる私。


チャイムが先生の魔法を解く。


毎日。毎日。

昼間はその繰り返し。





学校が終われば、特攻服着て、その辺を流す。

いつもメンバーと流すルートではなく、山道を。

何度も差し掛かる急カーブとどこまでも続く長い直線。


わざと反対車線に踏み入れて対向車が来ないかと伺う。



事故。


事故なら死ねる。

そう思いながら・・・。


覚悟決めると、対向車は来ない。

その繰り返し。



携帯の電源は消したまま部屋の机の中。

誰も私を束縛しない。

出来ない。