「どうする??校門行く??早くアイツ退かさないと、先生に捕まるかもよ?」

「・・・。私に用事あるわけじゃないよ・・・吹雪が行って来て?」

Σ(°Д°;)

「無理!!!うちが族ってバレちゃうぢゃん!!あと1年。今が我慢の年ですよ!!そんな危ない橋渡れっか!!」



『 ッ聖香~~!!! 』

タケルが大声で聖香の名前を呼んだ。



「ほら。アンタじゃん!!呼ばれてるよ」


「でもさ・・・」

「でもじゃない!!!」

私は聖香の手を引き昇降口まで走った。

急いで聖香の靴を下駄箱から取り出し聖香の背中を押した。



「早く。行っといで!!タケルが待ってるよ」

「うん・・・」


聖香は走ってタケルが居る校門前まで行く。


「ったく。世話が焼けるんだから!!」



タケルも粋な事するよねぇ~~!

なんだか青春ドラマみたいw


あの2人上手く行くといいなぁ~。



私は教室に戻り帰りの支度に取り掛かる。


「取りあえず聖香の鞄。持って行くか・・・」


廊下の窓から校門を見ると楽しそうにしてる聖香とタケルがまだ居た。



「春人のとこ・・・行こうかな」

そう思い携帯を握り締め聖香の元へ急いだ。