『旬吏、悪りぃ。すっかり忘れてた。』 『ずっと待ってたんだよ。』 『ほんとごめん。それで、6時でいい?』 『うん。』 『じゃ、来週な。』 『またね。』 なんの約束かというと、来週は俺達が付き合い始めて、ちょうど6年目。 ゼミの終わる時間がわからなかったから、また連絡するって言って、忘れてた。