この想いを君に… −あの場所へ−

「…むっちゃん」

光さんのお父さんはフッ、と笑って

「パパを…置いて大阪には来れんやろ?」



…答えられない。



思わずパパを見つめた。

あたしの顔、引き攣っているに違いない。



パパは。

一瞬目を伏せたかと思うと鋭い眼差しをこちらに向けて

「光と一緒になりたいなら、俺に構うな」



胸が引き裂かれそうになった。



お腹の底が妙に脈打って。

訳のわからない感情に飲み込まれそうになって。

涙が溢れてきた。



あたしはお箸を置いて顔を両手で覆う。