この想いを君に… −あの場所へ−

パパはしばらく笑ってたけど。



あたし、見た。



一瞬だけ、手を広げて顔をしかめていたのを。



仕事で痛めたのかな…?





聞こうと思ったけど、すぐに普段と何一つ変わらないパパに戻ったから。

あたしも気にせず。

パパの前に置かれてあったマシンの資料をパラパラとめくった。