「むっちゃん、楽しんでるかな…」

私は窓の外を見つめた。

今年のクリスマスは…暖冬だな。

雪も降りそうにない。



そーちゃんは早々にベッドに入った。

私はちらっと後ろを振り返る。

そーちゃんの寝息が微かに聞こえてホッとする。

今はまだ大丈夫だろうけど、ごく近い未来のいつか、この寝息さえも聞けなくなるだろう。

それを考えると苦しくなる。