永遠の片想い

「明日、プラネタリウム行こうな」


カラオケに着く間際、シュンくんはそう言って、繋いでいた手を強く握る。

そんな彼に、私は目を細めながら返事をした。

カラオケに着くと、入口にはトシの単車が。


「トシ、よぉ」


さっそく声をかけると、トシの後ろから、女の子が顔を出した。


「こんばんわ…」


シュンくんと、顔を見合わせる。


「あ、俺の彼女」

「彼女!?」


驚いて声をあげる私達に、トシの彼女は小さく頭を下げる。


「カナコです、初めまして」


最近、トシとは頻繁に遊んでいたけど、彼女がいる様子は見受けられなかった。


「俺らの一個下。絵里奈ちゃん、仲良くしてやってね」