「付き合う事になった」


その報告に、彼らは自分の事のように喜んでくれた。


「よかったね」

「うん、ありがとう」


嬉しそうに笑うチカを見て、私の方が嬉しくなる。


「シュンがバイト終わったら、みんなでカラオケ行こうぜ」


ミっくんのその言葉で、私達は今夜、カラオケに行く事になった。


「トシにも、連絡するか」

「そうだね」


シュンくんから、バイトが終わったと連絡がきたのは、それから数時間後の事。


『お疲れ』

「お疲れ様」


私はシュンくんの彼女なんだと思うと、少し顔が緩んだ。


『どこのカラオケになった?』

「まだ、決まってないみたいなんだよね」