永遠の片想い

「シュンくんの、彼女にして下さい…っ」


泣きそうな気持ちを堪え、唇を噛み締める。

沈黙を破ったのは、優しい声だった。


「幸せにする」

「シュンくん…」

「絶対ぇ、幸せにするから…っ」


少しだけ、シュンくんの声が震えているのがわかる。

差し出した手の温もりに、シュンくんは答えてくれた。


嬉しくて、嬉しくて。

愛しい想いだけが、今この空間に溢れている。


近すぎて、心臓の音が聞こえてしまいそうだ。

でも、同じくらいドキドキするシュンくんの心臓の音が、たくましい胸板を通して聞こえた。


「シュンくん」

「ん?」

「大好き」


私の言葉に、彼は子供のように笑う。