永遠の片想い

とっさに、今なら言えるかもって、思った。


「シュンくん、あのね…」

「お待たせしました」


私の言葉を遮るように、かわいい店員さんがグラタンとオムライスを運んできた。


「えっと…食べよっか」


"いただきます"と、両手を合わせる。

オレンジ色のライトが、真っ赤になった私を、上手に隠してくれた。


「ごめんね、結局ごちそうになっちゃって。ありがとう」

「いいえ、どういたしまして」

「私、デザートおごるよ。まだ時間平気?」

「俺は平気だけど、絵里奈ちゃん大丈夫なの?」

「うん、私も平気」


だって、まだ伝えてないから。


「じゃあ、どっか行きますか」