永遠の片想い

料理を頼むと、シュンくんが話し出した。


「今度、俺の店のグラタンも食べにおいでよ」


シュンくんは、カフェでバイトをしている。

いつかの夜、佳祐に行こうと誘われた時は、シュンくんに後ろめたくて行けなかった。


「海老入ってる?」


嬉しそうに聞く私。


「もちろん。サービスでいっぱい入れてあげるし」

「やった!絶対、行く」


はしゃぐ私に、シュンくんは笑う。


「てか、俺じゃなくて、海老に会いにくんのかよ」


ふて腐れたようにいじける彼に、勝手に口が先走る。


「違うよ、シュンくんに会いたいから…っ!」


すぐにハっとし口を押さえると、私より驚いているシュンくんと目があった。