「いや、シュンがね…」


そう言いかけたミっくんの頭を、軽くパシっと叩いたシュンくん。


「いってぇ…何すんだよ!」


わざとらしく頭を押さえるミっくんに、シュンくんは少し耳を赤くする。


「てめぇは一言多いんだよ、バカ」

「何だよ、いーじゃねぇか。照れんなよ」

「…俺、コンビニ行ってくる」


そう言って、シュンくんは部屋を出て行った。


「ちょっとー、気になるんだけど。シュンくんが何なの?」


チカが笑いながらそう聞くと、横目で私を見ながら話し出したミっくん。


「酒とか飲んで、もし万が一何かあった時に、お前らを巻き込みたくないんだとよ」


そう言って、優しく笑った。