あっという間に、俊吾の両親への挨拶が終わった。


車を取りに、私の家に戻った。

その帰り道。

「さっき言ったことマジだから。」

って言った後、俊吾が強く手を握ってきた。

「…信じるよ。」


来た道と同じ所を通ったけど、この時は怖くなかった。

俊吾がずっと手を繋いでくれてたから。