お祖母ちゃん――――

お父さんのお母さん。
今年の春から一緒に暮らすことになった。

身体は丈夫そうだけど、更年期障害を患っている。

私が彼氏を連れてくるのを楽しみにしていた。
そしてやっと、連れてくることが出来た。


「お祖母ちゃん。」

「沙夏か。おかえり。」

「ただいま。今日ね彼氏連れてきたんだ。」

私の後ろに隠れていた俊吾を引っ張った。

「初めまして、保谷俊吾です。沙夏サンとは小さい頃幼なじみで今は同じ職場で働いています。」

「…」
グイッ
お祖母ちゃんに腕を引っ張られた。そして私の耳元で

「結構カッコいいじゃんw礼儀正しいし。」
「別れるんじゃないよ。」

黙ったと思ったら、俊吾の事眺めていたのね…


「「はいww」」


お祖母ちゃんも俊吾のこと認めてくれた。