「「こんにちは」」

「いらっしゃい。お父さんも琉耶(りゅうや)もリビングにいるから。」

私のお父さんは、一貫校の高校の校長先生。
お母さんは、県立病院の看護師。
琉耶は、私の弟で一貫校の高校生。

「まぁ、座れ。 で、今日は何したんだ?」
何しにって…自分が連れて来いって言ったくせに。

「挨拶にと思いまして…」

「…別に挨拶とか。前からお前ら2人の交際は認めていたし。な、母さん。」

「そうね。 別に挨拶じゃなくて遊びにおいでってつもりだったんだけど…」

「そうだったの!?」

「まぁ、今日はゆっくりして行きなさい。」

「それと、同棲でも同居でも好きにしていいけど、子供はまだだからな。」

同棲していいんだ!!!

「「はいっ!!」」



「俊吾、私の部屋に行こ?」

「あぁ。」