…… 車を近くのパーキングに停めて、ショップ街を歩いた。 自然と繋いでくれた俊吾の手が温かい。 … 「ここみたいだぞ。」 「うわぁ綺麗。」 目の前には、大きなツリーが点灯している。 「沙夏こっち向いて。」 「うん?」 カシャ。 「もぉ!!2人で撮ろうよ。」 「あぁ。ちょっと待ってろ。」 俊吾は、近くでビラ配りをしていた人を連れて来た。 「すいませんお願いします。」 「はい、では撮ります。」 カシャ。 「「ありがとうございました。」」 初めてのツーショット写真が撮れた。